CS60は2種類ある?!
CS60にはスタンダード、バージョンアップの2種類があります。見た目は一緒なのですが、中身の仕様がバージョンアップ品は改良されています。改良の詳細については本部の「Newsletter Vol.56」に記載されているので、そちらをご覧ください。
施術をされに来るお客様からすると、「全部、一緒にバージョンアップすれば良いのに…。」と言う感想が返ってきますが、色々と事情があります。
施術者は最初はスタンダード品からスタートして、CS60のヘッドの高さがすり減ってくるのに3~5年が目安とされていますが、消耗の度合いに応じて、交換時期は青山本部が判断します。最初の交換時期が来た時点で、はじめてバージョンアップ品にするかの選択肢が生まれます。バージョンアップを選択した場合、月々のレンタル料金は1.5倍に上がります。
まずはスタンダードで施術を重ねて行き、施術サロンとして多くの施術を繰り返す場合は、バージョンアップされたほうが施術の効率が上がるので良いと思います。ただし、CS60の個人持ちの人は、コスト面でスタンダードの継続が現実的ではないでしょうか。いわゆる差別化にはなってしまいますが、西村先生の思いとしてはCS60を手にする施術者は、なるべくなら仕事としてサロンを経営し、沢山の困った人を施術し、笑顔を増やしてほしい願いが根底にあるのだと思います。よって、CS60がパワーアップされれば、その分、お客の高評判や回転率に繋がり、個人経営サロンと青山本部が「お互い win win」になるよう目指していると思います。私も1.5倍の料金なら妥当ではないかと思っています。
CS60は使ってなんぼの世界!
CS60は「誰かの為に施術を行う」が基本形ですので、西村先生は「自分の家族のためだけ」という限定で個人持ちされるCS60は、(これは私の憶測ですが)邪道と考えているのかもしれません。CS60がレンタル品で、毎月、使用料金がかかりますが、月々の使用時間が長ければ消耗も早いので、早く交換時期が来ます。逆に数年使っていても新品かと疑うほどピカピカなCS60に出会うことがありますが、ヘッドが減っていない場合はバージョンアップできません。同じ料金を毎月払っていても、CS60を使い込んでいない人は、バージョンアップできないのも面白いと思います。このシステムを見ても沢山の人に施術をしてほしい思いが伝わってきます。
かくいう私のサロンは、もちろんバージョンアップ品を使っています。交換して丁度1年が過ぎました。スタンダードを使っていた時より施術が楽になりました。こう書いてしまうと、物の性能の差が前面に出てしまいますが、施術者の腕によっては逆転現象も十分起こります。CS60はあくまでも道具。使い方次第では、鍼灸のような、素晴らしい使い方もできます。鍼灸の様にピンポイントで施術する場合、腕を磨けばスタンダードでも化け物級のパワーが出ます。CS60-Ⅱもだらだらと、集中せずに施術すると、それなりの結果しか出ませんので、やはり日々精進は必要ですね。
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