ページ下部の『計測時の注意事項』をお読みください。本測定結果は参照目的であり、診断の結果ではありません。

胆嚢機能

膵機能

腎臓機能

ウロビリノーゲン指標

ウロビリノーゲンは、ビリルビン還元の無色の物質です。腸内の細菌作用により形成されます。一部のウロビリノーゲンは、再吸収されて循環器を巡り腎臓から排泄されます。大半のウロビリノーゲンは排泄物とともに排泄され、残りの部分は腸管への肝臓再逆行で吸収されます。そして肝臓から腎臓や血液へと入り、尿とともに体外に排出されます。空気にさらされた後で、ウロビリノーゲンが形成されます。

尿酸指数

人間の血漿内では、尿酸の基準範囲は3.6 mg/dL (～214 ?mol/L) と8.3 mg/dL (～494 ?mol/L) (1 mg/dL=59.48 ?mol/L)の間となっています。[本範囲は、米国医師会スタイルマニュアルで通常とみなされます。] 血漿内の尿酸濃度で正常範囲を超えたものと下回ったものは、それぞれ尿酸過剰血と低尿酸血として知られています。大半の尿酸は、血液内で溶解し、腎臓まで移動します。腎臓で尿となり体外に出されます。高い尿酸水準の場合、痛風、腎結石や腎不全を発症する人もいます。そして高い尿酸水準は、高血圧、心臓病や慢性腎臓疾患の発症により前に現れる場合もあります。

血液尿素窒素(BUN) 指標

血液尿素窒素(BUN)は、血液内のタンパク質代謝の老廃物である、尿素窒素の量を測定します。尿素は肝臓により生成され、排出のために血液によって腎臓まで運ばれます。アミノ酸脱アミノ化は、アンモニアと二酸化炭素を生成します。これが肝臓内で尿素と合成されます。尿素のグラム当たりのタンパク質代謝は、0.3グラムです。窒素は、尿素内で 28/26のほぼ半分の含有量があります。疾患・損傷した腎臓は、血流から尿素を取り除く機能が低下する為、高いBUN の原因となります。循環血液量減少性ショックや鬱血性心不全などの腎かん流が減少した状態においては、BUNの数値が上がります。

蛋白尿指標

生命活動を行っている血液内には常に一定のタンパク質が必要となります。タンパク質の一部は、腎臓内の糸球体によってろ過されて尿へと入ります。又、血液への尿細管再逆行によって吸収される場合もあります。その為、腎臓の機能が通常である場合、尿内のタンパク質は、わずかとなります。しかしながら、腎臓とカテーテル漏れが障害物を発生させると、大量のタンパク質が蛋白尿になります。通常、健康な人の尿内には、微量のタンパク質があります。正常範囲は陰性と定義され、又、0.15g/24hを超える尿内のタンパク質は蛋白尿と呼ばれて、陽性と判定される場合があります。